2026/11/04 10:00
寒い日のレッスン後。鞍を外すと背中や首に汗が残っていることがありますよね。
そのままでは冷えそう。でも厚い馬着を着せればよいのかというと迷うところではないでしょうか。
そんなときに選択肢になるのが汗取り馬着です。
クーラー馬着とも呼ばれ、運動後の汗を乾かす過程で使われます。
乗馬用品の中でも色や見た目から選びたくなるものですが、
生地の構造や覆う範囲にも注目すると選び方が広がります。
今回はKentuckyの異なる素材の馬着と、首を覆うネックピースをご紹介します。
💡 「クーラー」なのに、保温も?
クーラーという名前から積極的に体を冷やす道具を想像するかもしれません。
ただし、汗取り馬着は冷房のように冷気を作るものではありません。
運動後の汗を乾かす過程で使う通気性のある馬着です。
英国馬術協会(BHS)も寒い環境で汗をかいた馬について、
冷えすぎずに乾くのを助けるものとして説明しています。
ここで考えたいのが「熱がこもっている状態」と「汗が残ったまま冷えてきた状態」の違いです。
同じ汗をかいた馬でも、その時点で必要な対応は変わります。
寒いからすぐに厚いものを着せるというより、馬の熱や湿りの状態と合わせて選びたいですね。
また、汗取りと乾いた後の保温も別の役割です。
汗取り馬着を着せたままでよいかは時間だけで決めずに考えましょう。
🍃 Cooler Rug Kentucky 4D Spacer Green

立体的なハニカム構造の生地を使ったクーラー馬着です。
生地の構造によって通気性を持たせているところが特徴です。
ふんわりと毛羽立ったフリースとは違い、立体的な網目のある見た目にも個性があります。
軽量性とクッション性を備えた素材が使われています。
表面の模様に見える部分が生地の構造でもあると分かると、商品写真の見方も変わりませんか。
汗取り馬着は「汗を吸いそうな厚手の布」だけではありません。
空気や湿気の通り道を考えた生地も選択肢になるのですね。
き甲部分にはフェイクファーを配置。胸前の留め具と腹部のクロスサーシングルで固定する仕様です。
落ち着いたグリーンも魅力ですが、素材を近くから写した写真にも注目してみてください。
色とは違うところに選ぶ理由が見つかりそうです。
なお、通気性のある設計でも乾くまでの時間は条件によって変わります。
他の素材より必ず早く乾くという意味ではありません。
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Cooler Rug Kentucky Heavy Fleece Grey

ウールのような風合いを持つ厚手のフリース馬着です。素材はポリエステル100%です。
見た目がウールに似ていても実際の素材は異なります。
馬着を選ぶときに写真と素材表示を両方見たい理由の一つですね。
Kentuckyはこのフリースについて、湿気を生地の表面へ移して蒸発させる仕組みを説明しています。
「吸った汗を中にためる」というイメージだけでなく、
表面へ移すところまで含めた素材の働きに注目してみませんか。
グレーの生地にはブラウンの合成皮革の縁取りを組み合わせています。
き甲部分にはフェイクファーが付き、内側のクロスサーシングルは取り外しが可能です。
洗濯は30℃までに対応していますが、乾燥機は使用しない仕様です。
汗取りに使うものだからこそ洗った後の扱いも見ておきたいですね。
4D Spacerとの比較では構造の違いが見どころになります。
立体的な網目の生地か、ウールのような風合いの厚手フリースか。
どちらが一律に優れているという話ではなく、それぞれの素材と手入れ方法を見て選べます。
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🧣 Neck Piece Kentucky Heavy Fleece Scarf Dark Blue

首の汗も気になる場合には、全身用の馬着に加えてネックピースという選択肢があります。
厚手フリースを使った首用のアイテムです。
首の下側にファスナーがあり、無口に留めるための面ファスナーも備えています。
背中を覆う馬着を着せても首は出たまま。
そう考えると「素材を替える」だけでなく「覆う場所を増やす」という選び方も見えてきますね。
ただし、首まで覆えばいつでもよいというわけではありません。
胴体と首をそれぞれ見て必要な範囲を考えたいところです。
首にも汗が残っているのか。それとも既に乾いているのか。
全身用の馬着と別のアイテムなら、首を覆うかどうかも分けて考えられます。
ダークブルーは落ち着いた印象です。こちらは雨を防ぐためのネックカバーとは用途が異なります。
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🌡️ 表面だけでなく、内側も確かめてみましょう
汗取り馬着は着せて終わりではありません。途中で内側に手を入れ、湿りや暖まり方を確かめてみましょう。
表面の見た目だけで判断せずに馬体側の湿りも確かめてみてください。
表と裏を別々に見ると判断材料が増えますね。
反対に、乾いてきた後も同じ状態で覆い続ける必要があるとは限りません。
乾いた後に保温が必要なら、その時の環境に合う馬着を改めて考える流れになります。
「何分着せたら終わり」という決まった時間を覚えるより、
着せる前と後の変化を見る方が使いどころをつかみやすそうです。
生地の乾きやすさに加えて、馬の被毛や汗の量も毎回同じではありません。
一度の使用感だけで素材の優劣を決めないことも大切ですね。
🧺 「フリース」と「クーラー」は別の見方
商品一覧ではフリース馬着とクーラー馬着の両方で見つかるものもあります。
フリースは素材の名前。クーラーは使う目的を表す名前です。
同じ商品が両方の性格を持っていても不思議ではありません。
「フリースだから全て汗取り向け」と決めずに商品の用途も読んでみましょう。
素材名と用途を分けて見ると、カテゴリをまたいだ比較もしやすくなりますね。
🛍️ 素材と覆う範囲から選んでみませんか
今回の選び方は二つです。
一つは生地の違いを見ること。もう一つは胴体だけか首までかという覆う範囲を見ることです。
4D Spacerと厚手フリースは素材の比較。
ネックピースは覆う場所を追加するための選択肢です。
三つを同じ基準で比べなくてもよいのですね。
乗馬用品を通販で選ぶときは実物に触れられません。
その分だけ素材表示や裏側の写真も見ておくと、色だけでは分からない違いに気づけそうです。
いつもの汗取り馬着も「厚いか薄いか」の先に目を向けてみませんか。
