2026/07/27 10:00
私は基本的に、乗馬に関してはヨーロッパから学ぶことが多いと思っています。
馬との向き合い方。
馬の福祉(ウェルフェア)への考え方。
そして馬具やケア用品の発展。
どれを見ても、ヨーロッパの乗馬文化には学ぶことがたくさんあります。
そんな中で最近ふと思ったことがあります。
みなさん、蹄油って何種類持っていますか?
私は昔、
「蹄油は蹄油」
くらいに考えていました。
乾燥していたら塗る。
なんとなく定期的に塗る。
そんなイメージです。
でも海外メーカーの商品を見ていると、どうもそれだけではないようでした。
なぜ蹄ケアが大切なのでしょうか
乗馬の世界には、
「No Foot, No Horse(蹄なくして馬なし)」
という言葉があります。
どれだけ能力の高い馬でも、蹄が健康でなければ本来の力を発揮することはできません。
馬は毎日、自分の体重を支えながら歩き、走り、運動しています。
だからこそ蹄は、日々の環境や管理の影響を受けやすい部分でもあります。
実際、海外メーカーのカタログを見ていると驚くほど多くの蹄ケア用品が存在します。
それだけ蹄の健康が大切に考えられているのでしょう。
そして今回、その蹄ケア用品を見ていて面白いことに気付きました。
ヨーロッパは乾燥との戦いだと思っていました
海外ショップを見ていると、蹄ケア用品は本当にたくさんあります。
最初は、
「ヨーロッパは日本より乾燥している地域が多いから、保湿用品が発達しているのだろうな」
と思っていました。
ところが調べていくと、少し違いました。
面白いと思ったのがCarr & Day & MartinのCornucrescineシリーズです。
同じ蹄ケア用品でも、役割がしっかり分かれていました。
Step1 毎日の基本ケア
Hoof care Carr & Day & Martin Cornucrescine Hoof Dressing

まずは毎日の基本ケア。
メーカーではStep1として位置付けられている商品です。
蹄に潤いを与えながら健康な状態を維持するためのデイリーケア用品で、すべてのタイプの蹄に使用できます。
面白いのは、この商品が乾燥対策でも湿気対策でもなく、
「まずは日常管理から」
という考え方で作られていることです。
蹄ケアというと、何か問題が起きてから使うイメージを持つ方もいるかもしれません。
でもCarr & Day & Martinの商品を見ていると、
良い状態を維持することそのものがケアなのだと感じます。
毎日ブラッシングをするように、蹄も日常的にケアする。
そんな考え方が見えてくる商品です。
👉 Hoof care Carr & Day & Martin Cornucrescine Hoof Dressing の詳しい情報はこちら
Step2 乾燥対策
Hoof care Carr & Day & Martin Cornucrescine Daily Hoof Moisturiser

こちらは乾燥対策。
メーカーではStep2として位置付けられています。
乾燥した環境や、蹄の水分不足が気になる時に使うための商品です。
冬になると人の肌が乾燥するように、蹄も環境の影響を受けます。
特に日本でも冬場は空気が乾燥するため、こうした保湿という考え方は参考になるのではないでしょうか。
「蹄油を塗る」
ではなく、
「乾燥しているから保湿する」
そんな発想があること自体が面白いと感じました。
👉 Hoof care Carr & Day & Martin Cornucrescine Daily Hoof Moisturiser の詳しい情報はこちら
Step3 湿気対策
Hoof care Carr & Day & Martin Cornucrescine Daily Hoof Barrier

そして私が一番驚いたのがこれです。
Barrier。
つまり湿気対策です。
正直なところ、
ヨーロッパのメーカーがここまで湿気を意識した商品を作っているとは思っていませんでした。
私は勝手に、
「ヨーロッパ=乾燥との戦い」
だと思っていたからです。
でも実際には、
保湿用の商品だけでなく、
湿気対策用の商品まで用意されていました。
この商品は蹄を余分な水分から守るための製品です。
つまり、
「水分は多ければ多いほど良い」
という考え方ではないということです。
保湿と同じくらい、
水分をコントロールすることも大切。
そんな考え方が見えてきます。
日本の梅雨や雨の多い時期を考えると、特に興味深い商品ではないでしょうか。
👉 Hoof care Carr & Day & Martin Cornucrescine Daily Hoof Barrier の詳しい情報はこちら
それなら日本ではどう考えたら良いのでしょうか
ここでふと思いました。
ヨーロッパですら湿気対策を考えている。
それなら日本はどうでしょうか。
日本は冬の乾燥だけではありません。
梅雨があります。
そして高温多湿の夏があります。
乾燥する季節もあれば、湿気の多い季節もあります。
もし一年中同じ乾燥対策の商品だけを使い続けたらどうなるでしょうか。
梅雨や高温多湿の夏にも、さらに潤いを与え続けることになります。
もちろん馬によっても環境によっても違います。
でも、
「蹄ケア=保湿」
だけでは語れないのかもしれません。
馬具はカビで教えてくれる。でも蹄は教えてくれない
例えば革の頭絡や鞍なら分かりやすいですよね。
オイルを入れすぎたり、湿気が多い状態で保管したりすると、カビという形で教えてくれます。
「あ、これはやり過ぎたな」
と気付くことができます。
でも蹄はそう簡単には教えてくれません。
気付いた頃には状態が悪くなっていて、立て直すのに時間がかかることもあります。
だからこそ、
「何を塗るか」だけではなく、
「今の季節に合っているか」
という視点も持ってみると面白いのかもしれません。
シンプルに考えるなら
Carr & Day & Martinの3ステップはとても面白い考え方です。
ただ、
「まずはそこまで細かく考えなくてもいいかな」
という方もいると思います。
そんな時に分かりやすいのがEffolの2商品です。
Effol Hoof Ointment Yellow

乾燥しやすい時期向け。
冬場の蹄ケアを考える時に、こんな選択肢もあるのだなと思いました。
「乾燥してきたな」
と感じる季節に取り入れやすく、季節ごとのケアを意識する最初の一歩としても分かりやすい商品です。
👉 Effol Hoof Ointment Yellow の詳しい情報はこちら
Effol Hoof Ointment Green

湿気が気になる時期向け。
梅雨から夏にかけての蹄ケアを考える時に参考になるかもしれません。
日本の梅雨や高温多湿の夏を考えると、今回の記事のテーマに最も近い商品かもしれません。
乾燥対策だけではなく、
季節によってケアを変える。
そんな考え方を取り入れやすい商品です。
👉 Effol Hoof Ointment Green の詳しい情報はこちら
まとめ
私は今回、海外メーカーの蹄ケア用品を調べていて少し考え方が変わりました。
最初は、
「ヨーロッパは乾燥との戦い」
だと思っていました。
でも実際には、ヨーロッパのメーカーも乾燥だけではなく湿気まで考えて商品を作っています。
それなら、
冬の乾燥。
梅雨の湿気。
高温多湿の夏。
そのすべてがある日本では、なおさら季節ごとの蹄ケアを考える価値があるのかもしれません。
みなさんの馬房には、蹄油は何種類ありますか?
この記事を読んで、
「うちには蹄油が1種類しかないな」
と感じた方がいたら、それだけでも今回調べた価値があった気がします。
もっと蹄ケア用品を見てみたい方へ
今回は、
- Hoof care Carr & Day & Martin Cornucrescine Hoof Dressing
- Hoof care Carr & Day & Martin Cornucrescine Daily Hoof Moisturiser
- Hoof care Carr & Day & Martin Cornucrescine Daily Hoof Barrier
- Effol Hoof Ointment Yellow
- Effol Hoof Ointment Green
をご紹介しました。
ただ、蹄ケア用品には今回紹介したもの以外にも、蹄油、グリース、バーム、
蹄叉ケア用品など様々な種類があります。
「他にはどんな商品があるんだろう?」
「うちの馬にはどれが合うんだろう?」
という方は、ぜひ一覧も覗いてみてください。
