2026/07/08 10:00


梅雨の時期になると、週末の天気予報が気になりませんか。


「日曜日は乗れるかな。」


「午後には止みそうかな。」


「キャンセルするか、もう少し様子を見ようか。」


私も毎年この時期になると、平日から何度も天気予報を確認してしまいます。


乗馬をしている方なら、一度は「雨の日の乗馬、どうしよう」と悩んだことがあるのではないでしょうか。


私自身は、基本的には「乗れるなら乗った方がいい」と考えています。


ただ、それは「どんな雨でも乗る」という意味ではありません。


私なりに考えていることを書いてみたいと思います。



「乗る」「乗らない」は自分で決めればいい


雨の日の騎乗については、本当にさまざまな考え方があります。


「雨でも気にせず乗る。」


「少しでも雨なら見送る。」


「雨の日は乗らない。」


どれも間違いではありません。


私は、どこで線を引くかは人それぞれでいいと思っています。


指導員や乗馬クラブがレッスンを行うと判断したとしても、


それは「安全にレッスンができる」と判断したということです。


でも、その判断と、自分が乗るかどうかは別の話です。


今日は乗りたい。


今日はやめておこう。


そのどちらを選ぶのも自分です。


私は、「何となく今日はやめようかな」という理由だって十分だと思っています。


雨が嫌だから。


今日は濡れたくないから。


馬場を見て少し不安だから。


どれも立派な理由です。


反対に、「雨だけど乗りたい」という気持ちも尊重されるべきだと思っています。


だから私は、自分が乗らないという理由だけで、雨の日に乗る人を批判する考え方は好きではありません。


目標も経験も違えば、その日に乗る理由も違うからです。


馬は本当に雨が嫌い?


雨の日になると、「馬がかわいそうだから」「馬は雨が嫌いだから」という話を聞くことがあります。


もちろん、そういう馬もいると思います。


実際に私が乗ってきた馬の中にも、雨が降り始めると誰よりも早く気付き、


頭を振りながら馬場の出口へ向かおうとするほど雨が苦手な馬がいました。


でも、その反対もいました。


前が見えにくいほどの雨でも、普段と変わらず駈歩をして、障害もいつも通り飛んでいた馬です。


だから私は、「馬は雨が嫌い」と一括りには考えません。


馬にも個性があります。


馬がどう感じているかを人が決めつけることはできません。


だから私は、「馬のため」という言葉だけで判断するのではなく、


その馬の様子や、その日の状況を見ながら考えたいと思っています。


私が気にするのは雨ではなく馬場です


私が一番気にするのは、雨そのものではありません。


気にするのは馬場の状態です。


滑りやすくなっていないか。


踏み込んだときに深く沈み込みすぎないか。


人も馬も安全に運動できる状態か。


雨が降っているから危険なのではなく、


人馬ともに転倒や故障のリスクが高くなる馬場になっているかどうかを見ています。


水はけの良い馬場なら、雨でも問題なくレッスンできることがあります。


逆に、晴れていても前日の雨で馬場が悪いこともあります。


だから私は、天気よりも実際の馬場を見て判断したいと思っています。


競技を目指す人にとっては雨も経験になる


競技会は、雨だからという理由だけで中止になることは多くありません。


私自身、一度競技会で豪雨に見舞われたことがあります。


あまりの雨で競技は約2時間中断しました。


再開したときには、馬場のあちこちが大きな水たまりのような状態でしたが、


安全が確認されたうえで競技は続行されました。


その経験をして、「競技では天候を選べない」ということを改めて実感しました。


だから競技を目指しているのであれば、


安全が確保された範囲で雨の日の騎乗も経験しておく価値はあると思っています。


本番で初めて経験するより、練習で経験しておいた方が落ち着いて対応できる場面もあるはずです。


趣味だから遠慮する必要もない


一方で、「趣味だから雨の日は乗らない方がいい」とも私は思っていません。


アマチュアライダーは、毎日馬に乗れるわけではありません。


週に一度、あるいは月に数回のレッスンを楽しみにしている方も多いと思います。


だから、雨という理由だけで毎回諦めてしまうのは少しもったいないとも感じています。


もちろん、危険だと感じる馬場なら無理をする必要はありません。


でも、安全に騎乗できる状況なのであれば、「趣味だから」と遠慮する必要もないと思っています。


最後に


結局、私はとてもシンプルに考えています。


乗りたいなら乗ればいい。


不安なら、その日はやめればいい。


雨に濡れることが不安なら、レインウェアや防水グローブなどの装備で解決できることもあります。


技術的な不安なら、経験を積むことで自信につながることもあるでしょう。


そして、本当に危険だと思う馬場なら無理をしない。


私は、基本的には「乗れるなら乗った方がいい」と考えています。


せっかく楽しみにしていた乗馬です。


雨という理由だけで諦めてしまうのは、少しもったいないと思うからです。


もちろん、その日の状況や自分の気持ちを大切にしながら。


皆さんなら、雨の日はどこで線を引きますか?


次回は、雨の日のレッスンを少しでも快適にしてくれる、おすすめの乗馬用品をご紹介します。


レインウェアや防水グローブ、防水エクササイズシートなど、


「これはあると助かる」と感じるアイテムをまとめますので、ぜひそちらもご覧ください。