2026/08/05 10:00
今回は、
いつものようなブランド紹介や
おすすめ商品の紹介ではありません。
少しだけ、
最近自分が考えている
「乗馬との向き合い方」
について書いてみようと思います。
なので、
「おすすめ馬具」や
「新商品紹介」を期待して開いてくださった方には、
少し違う内容かもしれません。
ただ、
長く馬と関わっている中で、
最近ずっと感じていることでもあるので、
たまにはこういう話も書いてみます。
最近ふと思うことがあります。
乗馬って、
当たり前だけど、
馬がいて初めて成立するものなんですよね。
でも時々、
人間側だけで完結してしまっているような感覚になることがあります。
レッスンの少し前にクラブへ来て、
馬装された馬に乗って、
終わったらすぐ帰る。
もちろん、
今の乗馬クラブの形として、
効率や安全面を考えれば自然な流れなのも分かります。
忙しい中でも通いやすくなったし、
始めやすくなった部分も大きいと思います。
だから、
今のスタイル自体を否定したいわけではありません。
ただ個人的には、
「乗る時間だけが乗馬なのかな」
と考えることがあります。
実はこれ、
昔の自分にもかなり刺さる話です。
以前の自分は、
レッスンが終わってから
どれだけ早く帰れるか、
みたいなことを考えていました。
手入れや片付けを
“いかに効率よく終わらせるか”
ばかり考えていた時期があります。
でも今思うと、
短縮していた時間って、
馬への時間だったんですよね。
汗をしっかり落とす時間。
脚を確認する時間。
「今日ちょっと疲れてるかな」
って様子を見る時間。
馬って機械じゃなくて、
感情がある生き物です。
よく見ていると、
好き嫌いもあるし、
人によって態度も全然違います。
雑に扱われたら嫌そうにするし、
安心している相手にはちゃんと力を抜く。
だから、
乗る前の手入れや馬装って、
単なる準備じゃないと思うんです。
今日の馬を見る時間。
触って変化に気づく時間。
馬とコミュニケーションを取る時間。
そして、
乗った後の手入れって、
「今日も付き合ってくれてありがとう」
の時間でもある気がします。
昔、
あるオリンピアンの指導員に、
「一番教えるのが難しくて、
でも大事なことは何ですか?」
と聞いたことがあります。
その時に返ってきたのが、
「馬が好きっていう気持ちかな」
という言葉でした。
技術は教えられる。
でも、
馬が好きという気持ちだけは、
後から人が教えられるものじゃない。
今になると、
すごく分かる気がします。
アマチュアライダーなんて、
どれだけ頑張っても、
少なからず馬に負担をかけていると思います。
扶助がズレたり、
バランスを崩したり、
人間の未熟さで迷惑をかけることは絶対ある。
だからせめて、
手入れくらいは丁寧にしたい。
そんな気持ちがあります。
「馬に関わるすべての時間は調教」
昔、
誰かが言っていた言葉ですが、
最近すごくその意味を考えます。
乗っている時間だけじゃなく、
引き馬も、
手入れも、
待たせ方も、
全部馬との関係になる。
だからこそ、
乗る時間だけではなく、
その前後の時間も含めて、
“馬と関わる時間”
なんじゃないかなと思っています。
もちろん、
乗馬の楽しみ方は人それぞれです。
ただ個人的には、
乗馬って、
馬がいて成立するものだからこそ、
せめて馬ファーストでいたい。
最近、
そんなことをよく考えます。

