2026/02/13 10:00


※この記事は2部構成です。


後編では、実際にどんなヘルメットを選べばいいのかを具体的にご紹介します。




今お使いのヘルメット。


いつ購入したものか、


どの安全規格なのか、


すぐに答えられますか?


落としたこともない。


壊れてもいない。


だからなんとなく、


「まだ大丈夫」と思っていませんか?


今日は少しだけ、


“安全”の話をさせてください。




🟡 MIPSって、聞いたことありますか?


最近、ヘルメットの商品説明で


「MIPS搭載」という言葉を目にすることが増えました。


でも正直なところ——


何がどう違うのか、までは分からない。


そんな方も多いと思います。


MIPSは


Multi-directional Impact Protection System の略。


もともとはスウェーデンで開発され、


スキーや自転車競技の分野から広がりました。


そして今、


ヨーロッパの乗馬ヘルメットにも


少しずつ採用が進んでいます。


たとえば英国の老舗ブランド


Charles Owen


MIPS搭載モデルを展開しています。




🌪 なぜ「回転衝撃」なの?


落馬は、真上から地面に当たるとは限りません。


多くは斜めに接地します。


その瞬間、


頭は止まっても


脳は内部で回転方向に揺さぶられます。


従来の安全規格は、


主に“直線的な衝撃”を想定してきました。


そこに


「回転も減らせないか?」


という考えが加わったのがMIPSです。


ヘルメット内部に


わずかに動く層を設け、


衝撃時に数ミリだけスライドさせることで


回転エネルギーを分散させる設計です。


劇的な違いではありません。


でも、「より減らす」方向への進化。


ヨーロッパで広がっている理由はここにあります。




📜 安全規格の違いも知っていますか?


ヘルメットには国ごとの安全規格があります。


代表的なのは


・VG1(ヨーロッパ基準)


・PAS015(英国基準)


・ASTM F1163(アメリカ基準)


それぞれ


落下試験の高さ、衝撃エネルギー、


側面テストや顎紐強度などが異なります。


たとえばPAS015は


より高い衝撃エネルギーや側面テストが含まれ、


英国では特に厳格な基準として知られています。


VG1は現在ヨーロッパで広く採用される基準で、


バランス型のテスト設計。


ASTMは


アメリカらしく実用性を重視した強度基準です。


どれが“正解”というよりも、


どの基準でテストされているかが大切です。




日本の現状


ここは少しだけ大切なお話です。


日本には


乗馬ヘルメット専用の国家統一規格はありません。


つまり、


どの国の基準でテストされた製品なのかを


自分で確認する必要があります。


これは不安材料ではなく、


“知っていれば選べる”ということ。




🤍 買い替えは「壊れたから」ではない


・購入から4年以上


・規格を確認したことがない


・回転衝撃設計がない


もし当てはまるなら、


見直してもいいタイミングかもしれません。


今のヘルメットを予備にして、


新しい安全設計を本番用に。


それは臆病ではなく、


静かなアップデートです。




🛍 そして、選ぶということ


ヨーロッパでは


安全基準が進化し続けています。


規格が明確で、


設計思想もはっきりしている。


国内店舗では


選択肢が限られることもあるからこそ、


オンラインという選択が現実的になります。


通販は妥協ではありません。


情報を確認し、


規格を比較し、


納得して選ぶ。


それは、とても慎重で


大人な買い替えです。




🐴 次回は、具体的に


「じゃあ、どんなヘルメットを選べばいいの?」


後編では、


安全規格別に実際のモデルを挙げながら


今おすすめのヘルメットをご紹介します。


安全は、知ることから。


そして、選ぶことへ。


(後編へ続きます)


🛡 そして「実際の商品一覧」はこちらからチェック!


今回お話しした安全規格やMIPSなどの考え方を踏まえて、


まずはどんなヘルメットがあるのかを確認してみましょう。


👉 乗馬用ヘルメット一覧はこちら