2026/02/06 10:00
いま日本の乗馬では「エアバッグ必須」が前提になってきている
最近の日本の乗馬クラブでは、
騎乗時にエアバッグ着用を必須としているところが増えてきました。
安全意識が高まっている流れとして、これはとても自然な変化です。
実際、クラブに所属して乗る以上、「エアバッグを買わない」という選択肢は、ほぼない
──これが現実でしょう。
ここはもう、良い・悪いの話ではなく前提条件です。
それでも「安全装備=一択」ではない理由
ただし、エアバッグが必須だからといって、
それだけで安全装備が完結するわけではありません。
エアバッグは
落馬した瞬間に最大限の保護をする装備。
一方で、騎乗しているあいだのすべての時間を
常にカバーしている装備ではない、という側面もあります。
日本の乗馬レッスンは、欧米と前提が違う
この話は、日本のレッスン環境を抜きに語れません。
日本:部班(グループ)レッスンが中心
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複数頭が同時に馬場に入る
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馬間距離が近い
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初心者から経験者まで混在
欧米:マンツーマン or 少人数が主流
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1対1、もしくは2〜3頭
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馬の性格に合わせて内容を調整
-
周囲への影響が最小限
この違いは、安全装備の考え方そのものに影響します。
現場で起きている、あまり語られない現実
エアバッグは非常に優れた装備ですが、
日本の部班レッスン環境ではこんなケースが起きることもあります。
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落馬
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エアバッグ作動
-
作動音に周囲の馬が驚く
-
それにつられて別の馬も反応する
結果として関係のない騎乗者まで巻き込まれる状況。
これはエアバッグが悪いのではなく、
環境との相性の問題です。
🧾 ボディプロテクターには「安全規格」があります
ボディプロテクターは、感覚的な安心装備ではありません。
ヨーロッパでは
明確な安全基準に基づいて設計・テストされています。
代表的なのが
EN 13158 という欧州共通規格です。
EN 13158 は、レベル分けされている
EN 13158 には衝撃吸収性能に応じた
3つのレベルがあります。
▶ EN 13158 Level 1
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軽度な衝撃向け
-
低リスク用途
-
競技使用は想定されていない
▶ EN 13158 Level 2
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中程度の衝撃に対応
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主にトレーニング用途
▶ EN 13158 Level 3
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最も高い保護性能
-
強い衝撃を想定
-
競技使用を前提
「しっかりしたボディプロテクター」とされるものは
この Level 3 に該当します。
イギリスでは「BETA Level 3」が事実上の基準
さらにイギリスでは、
BETA(British Equestrian Trade Association)
という独自の認証があります。
特に有名なのが
BETA Level 3(紫タグ)。
これは
EN 13158 Level 3 をクリアしたうえで、
さらに耐久性や品質チェックを加えたもの。
イギリスの教育現場や競技シーンでは、
BETA Level 3 が標準とされています。
🏇 クロスカントリーでは、むしろ必須なのはボディプロテクター
少し専門的な話になりますが、
総合馬術のクロスカントリー競技では、
👉 エアバッグではなく
👉 ボディプロテクターの着用が必須
とされています。
理由は明確です。
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固定障害
-
馬との衝突
-
バランスを崩した瞬間の打撲
など、「落馬する前の段階で体に衝撃が加わる場面」が多く想定されます。
こうした状況では、常に体を覆い、衝撃を分散する装備が
安全対策の基本になります。
そのため、クロスカントリーでは
ボディプロテクターの着用が必須とされているのです。
この考え方は、日本の乗馬にも通じている
クロスカントリーは特殊競技ですが、
考え方そのものは
日本の乗馬クラブの環境にも通じます。
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馬同士の距離が近い
-
予測できない動き
-
接触やバランス崩れ
こうした状況では、
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落ちてから守る装備
-
常に守っている装備
は、役割がまったく違う。
結論:それはそれ、これはこれで
-
エアバッグ
→ 必須装備。万が一の最大防御
-
ボディプロテクター
→ 日常騎乗での安定した防御
どちらかを選ぶ話ではありません。
環境・馬・レッスン内容に応じて
選択肢として持っておく。
それが、いまの日本の乗馬環境では
とても現実的な安全対策です。
日常装備として選びたい
Body protector USG Flexi Black
USG Flexi Blackは、「守りたいけど、動きを邪魔したくない」
そんな人に向いたボディプロテクター。
-
細かく分割されたFlexi構造
-
前屈・ひねりでも突っ張らない
-
ムレにくく、長時間でも着やすい
毎回着られる=意味がある安全装備
という考え方に、よく合います。
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