2026/02/01 10:00

部内競技のことを考えていると、だいたいこの疑問に行き着きます。
「じゃあ、部外の競技ってどうなんだろう?」
知らない場所、知らない人、知らない雰囲気。
それだけで、部内競技よりも、ぐっと遠い世界に感じてしまう。
今日は、そんな部外競技への距離感を、できるだけ正直に整理してみます。
🌍 部内では得にくい、部外競技ならではのメリット
先に、いちばん大事なことから書きます。
部外競技に出る、いちばん大きなメリットは、自分の世界が一気に広がることです。
成績がどうだったか、上手くいったかどうかよりも、
それ以上に大きいのが、「今まで見ていた乗馬は、ひとつの乗り方だったんだ」と体感できること。
部外の試合に行くと、競技馬場や準備馬場のまわりで、いろんな声が聞こえてきます。
同じような場面なのに、指導員によって言っていることが違う。
内容は似ているのに、言い方も、伝え方も、全然違う。
会員さんたちの乗り方も、クラブごとに、はっきり個性があります。
その中で、「この言い方、分かりやすいな」「この乗り方、好きだな」と思える瞬間が、
ふと出てくることがあります。
それは、競技に出なくても、ただ見て、聞いているだけでも得られる、とても大きな学びです。
🤔 部外競技って、何がそんなに怖いんだろう
それでもやっぱり、部外競技は怖く感じます。
よく聞くのは、ルールが分からない、流れについていけるか不安、周りに迷惑をかけそう、
みんな上手そうに見える、失敗したら目立ちそう、といった気持ち。
でも、ここではっきりさせておきたいことがあります。
この怖さは、「自分が下手だから」ではありません。
分からないことが多そうに見えるから、怖いだけです。
🧭 でもその不安、部内ですでに触れているかもしれない
部外競技と聞くと、「ルールが分からないから不安」と思う人も多いと思います。
その懸念点の多くは、これまでの部内競技の中で、すでに一度は触れてきていることがほとんどです。
呼び出しの流れ、競技の進み方、注意されやすいポイント。
よく分からないままでも、見たり、聞いたり、感じたりしてきたはず。
だから部外競技は、まったく未知の世界に飛び込むというより、
部内で経験してきたことを、別の場所でなぞってみる感覚に近いのかもしれません。
📝 公認・非公認は、別の話
部外競技の話になると、「公認」「非公認」という言葉がよく出てきます。
でもこれは、部内か部外か、馬が違うかどうかとは、別の軸の話です。
公認か非公認かは極論、「どのルールで行われているか」の違い。
だから最初は、あまり深く考えなくて大丈夫です。
🌱 正解がひとつじゃないと気づける安心感
部外競技に出てみると、意外と「正解はひとつじゃない」ということに気づきます。
同じ課目で同じような場面でも、指導員によって言っていることは違うし
乗り方や考え方も、クラブごとに少しずつ違う。
それを実際に見て、聞いて、体感できるからこそ、
「今まで教わってきたことが間違っていたのかも」ではなく、
「これは、たくさんある正解のひとつなんだ」と思えるようになります。
それって、すごく安心することでもあります。
🌼 今のクラブを好きになることもある
そしてもうひとつ、部外競技に出てみて起きることがあります。
それは、「私、なんて良いクラブに所属できているんだろう」と気づくこと。
他のクラブの雰囲気や、指導員の声かけ、会員さんたちの乗り方を見ていると、
今まで当たり前だと思っていたことが、実はすごく恵まれていたんだな、
と感じる瞬間があります。
外を見ることで、今いる場所の良さがはっきりする。
部外競技は今のクラブを否定するためのものではなく、
あらためて好きになるきっかけになることもあります。
👀 個人的におすすめしたい、部外競技の向き合い方
もし、すでに部内競技を経験したことがあるなら、外の試合も一度くらいは出てみてもいいと思います。
基本的な装備や流れは、部内競技の時点で、もうだいたい揃っているはずです。
個人的におすすめなのは、何回か、できれば毎回違う乗馬クラブが主催している試合に行ってみること。
競技に出るだけで終わらせず、競技馬場や準備馬場のそばにいて、
他のクラブの指導員がどんな声かけをしているのか、会員さんたちがどんなふうに乗っているのかを、
できるだけ見て、聞いてみてほしいんです。
その中で、「この人に教わりたいな」と思えたら、それはとてもいい出会い。
そこからビジターで行ってレッスンを受けてみたり。
実際、そうした出会いがきっかけでクラブを移る人も、珍しくありません。
外の試合は、成績を出すためだけの場所ではなく、世界を広げるための場所でもあると思っています。
➡️ さいごに
部外競技は、出なきゃいけないものでも、上に行くための通過点でもありません。
出てもいいし、出なくてもいい。
ただ、もし少しでも気になっているなら、一度、雰囲気を見に行ってみる。
それだけでも、見える景色はきっと変わります。
部内競技があったからこそ、ここまで来られた。
そう思えるなら、それだけでも十分、意味のある経験です。
