2025/12/24 10:00


ここ最近、日本でも総合馬術にスポットライトが当たる機会が増えてきました。


それに伴って、「安全鐙(セーフティ鐙)」という言葉を聞くことも、


以前よりずっと多くなったと感じます。


でも、ここで一つ大事なこと。


安全鐙は、


落馬を防ぐための道具ではありません。


本当の役割は、



👉 落馬したときに、脚が鐙に引っかかったままになるのを防ぐこと


だからこそ、


「とにかく外れればいい」わけでもなく、


“どう外れるか”を理解して選ぶことがとても大切なんです。




安全鐙は「外れ方」に個性がある


最近の安全鐙は、本当に種類が豊富。


でも実は、どれも同じように見えて、外れ方の考え方はかなり違います


ここで一つ、知っておいてほしい視点があります。


場合によっては、


「もう少し粘れば戻れたかもしれない姿勢」でも、


鐙が先に外れてしまい、結果的に落馬につながるケースもゼロではありません。


だからこそ、


✔ 競技


✔ スピード感


✔ 脚の使い方


✔ 踏み込みの強さ


これらに合った安全鐙を選ぶことが大切。


ここからは、考え方の方向性がはっきり違う3つの安全鐙を紹介します。



Safety Stirrups Freejump Soft’Up Classic Colors Black-Red






まずは、総合馬術・障害競技で圧倒的に使用者が多いFreejump。


この鐙の最大の特徴は、


外側が大きく開く構造


落馬時には、外側が逃げることで脚が抜けやすく、


一方で通常の騎乗中は安定感があり、踏み替えもスムーズ。


「普段はしっかり」「必要なときだけ、はっきり外れる」


このバランス感覚が、スピードと判断力が求められる総合馬術で支持されている理由です。


Black-Redは視認性も高く、


競技中でも足元が見やすいカラーリング。


機能性とデザイン、どちらも妥協したくない人におすすめです。


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Safety Stirrups Tech Stirrup Venice Plus Evo Black-Black



次は、「外れる条件がとても明確」なTech Stirrups。


Venice Plus Evoは、


一定以上の圧がかかったときだけ外れる構造。


つまり、


・踏み直し


・姿勢を戻す動き


では反応しにくく、


「本当に必要な瞬間」にだけ開く設計です。


そのため、


✔ 鐙にしっかり体重を乗せるタイプ


✔ 粘って姿勢を立て直す騎乗が多い人


には、安心感のあるモデル。


Black-Blackはとてもシンプルで、


装具やウエアを選ばないのも嬉しいポイント。


安全性と“外れすぎない感覚”を両立したい人に向いています。


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Sicherheitssteigbügel Arena AluPRO Junior Acavallo Black-Black






最後は、ジュニア向けとして作られているAcavallo Arena AluPRO。


「ジュニア用」と聞くと軽く見られがちですが、


実は安全鐙の考え方を学ぶ最初の一歩として、とても優秀


この鐙は、


脚が外れたあと、自然に元の位置へ戻る構造


開きっぱなしにならず、次の動作に入りやすいのが特徴です。


Black-Blackは落ち着いた印象で、


年齢を問わず使いやすいデザイン。


✔ 初めて安全鐙を使う


✔ 「外れる感覚」をちゃんと理解したい


そんな段階のライダーに、安心しておすすめできます。


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まとめ:安全鐙は「考えて選ぶ装具」


安全鐙は、


怖いから付けるものでも、


流行っているから付けるものでもありません。


自分の乗り方を理解したうえで、


そのリスクを減らすために選ぶ装具


外れ方を知って、


自分に合う一つを選ぶことが、


結果的に「安心して攻められる騎乗」につながります。




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