2024/09/01 00:00
こんにちは、皆さん!今日は第48回全日本ジュニア障害馬術大会2024を見た感想をシェアしたいと思います。今年の大会は、2回走行になって初めての大会でしたが、いくつか思うところがありました。
1. 3回走行が見たかった
まず最初に感じたのは、やっぱり3回走るのが見たかったなということです。チルドレンは初日と二日目、ジュニアは初日と三日目、ヤングは二日目と三日目の走行で、特にジュニアは中日が開いてしまうので、間延び感がどうしても出てしまいました。
2. スピードレースにならない工夫
2回走行でジャンプオフに進むには、基本的に両方の走行をクリアラウンド(減点0での走行)する必要があるため、ある程度余裕を持った走行になります。主催者が言っていた「スピードレースにならないように」という観点からは非常に良かったと思います。
3. 馬の特性を活かした作戦が組みにくい
標準競技2回となったことで、馬の特性を活かした作戦が組みにくくなったように感じました。例えば、去年までは初日がスピードアンドハンディネス競技だったので、脚が速いけど障害を落としやすい馬は、落下の減点(加算秒)を気にせず思い切った走行で上位に進むことができました。しかし、標準競技2回となったことで、上位に来る馬は均一になった気がします。
4. 失権の多さと2回目の走行について
今年はコースも難易度が高く、例年に比べて失権が多かったです。初日の結果を比べると去年はチルドレン、ジュニア、ヤング合わせて205人馬の走行で失権が19でしたが、今年は178人馬の走行で29の失権やリタイヤがありました。去年はスピードアンドハンディネスで今年は標準競技で開催されたので単純比較はできませんが、特にチルドレンは失権とリタイヤが21と突出して多かったです。
個人的には、2回目の走行は全員でもいいのかなと思いました。今回からは予選、決勝といった区別がなく、1回目の走行で失権しなければ2回目に進めるというレギュレーションでした。初日失権すると2回目の走行はできないため、全国から静岡県御殿場まで集まった若い世代に対する仕打ちとしてはちょっと辛い気がしました。
まとめ
今年の大会は2回走行という新しい形式で行われましたが、いくつかの改善点が見えてきました。特に初日失権した人馬も2回目の走行をオープン参加で認めてあげることで、より多くの若い世代が競技を楽しむことができるのではないかと思いました。
皆さんも、ぜひ次回の大会を楽しみにしていてください!